角溝規制以来、ウェッジのフェースにはスピン性能を高める様々な工夫が施されてきた。現在、ルールギリギリの溝やその間を埋める高度なミーリングが主流となっているが、いまやその効果も上限近くまで来ている。ロマロでは、溝の加工以外でもスピン性能を高める可能性を追求。たどり着いた答えは素材を軟らかくすること。それが、「ハイパー・ヒート製法(hyper-heating process after molding)」。ヘッドを成型後に溶解するほどの高温で熱し、フェース面の硬度を極端に下げる製法。素材本来の硬さを軟らかくすることで、これまで以上に柔らかな感触を実現。ボールがフェースに乗るより柔らかな感触が、球持ちの良さとスピンの掛かりやすさを格段に向上させた。粘りある吸い付くような打感・打音は言うまでもなく、スピン性能、方向安定性、操作性、許容性等、ウェッジに求められる性能進化に大きく貢献している。
素材は軟鉄の中でも柔らかいS20C軟鉄。ヘッドを成型後に溶解するほどの高温で熱するロマロ独自の「ハイパー・ヒート製法(hyper-heating process after molding)」は、これまで以上にフェース面に柔らかな感触を生み出した。ボールがフェースに乗る非常に柔らかな感触が、球持ちの良さとスピンの掛かりやすさを向上させ、厳しいライからも安定したスピンを掛けて、しっかりボールをコントロールする操作性に貢献している。
■ヘッド
フェースを開いた時とスクエアな時でバウンス効果が変わる。多彩な技に応えるマルチスピンウェッジ
■シャフト
世界で評価を確立している、新カテゴリーのアイアン用シャフト「MODUS3」シリーズの第4弾「TOUR105」シリーズでは軽めの重量ながら、既に多くの愛用者を誇る「SYSTEM3TOUR125」の流れを汲む素直なシャフト特性を持ち、プレーヤーのレベルやスイングに応じた強弾道と高い操作性を実現。意のままの距離を狙える強さと飛ばせる軽さが優れた直進性と相俟って一段と高まるツアーニーズを満たしています。
ロマロ初となる全ロフト、同重心距離設計のウェッジ。全て同じタイミングでフェースローテンションがおこなえるので、ロフト間の飛距離差や方向のバラツキを劇的に改善。また、打点に近づけた長めの重心距離が、フェースの極端な開閉を抑え、フェースコントロールや方向の出しやすさに貢献。
ソール全体をトゥヒール方向にラウンドをもたせながら後方を大胆に落した、「ダブルバウンス設計のマルチコンタクトソール」。フェースがスクエアの時はバウンス効果を程よく発揮し、開いた時にはバウンスを抑えて、リーディングエッジが浮くことなく、クリーンにボールをコンタクト。ショットバリエーションが豊富で球筋を操作するプレーヤーに向けて、ワイドソールがヘッド挙動の安定性とミスの許容性を高める。様々なライコンディションから自在なヘッドコントロールで狙い通りの球筋を生み出す。
活かされているのは、世界で評価され続けるスチールシャフト造りで培われた、N.S.PRO独自の肉厚調整技術。他を圧する精緻極まりない技術で、シャフトのすべてのエリアの肉厚をミクロの単位で自在に加工し、「スチールシャフトには設計自由度が無い」という概念を見事に打破。一人ひとりのプレーヤーにとっての理想の打ち出し角とスピン量を提供することで、上級者が追求し続ける最高のパフォーマンすを可能にしています。