クラシコイタリア協会発足時から加盟している名門コートブランド

1948年、ミラノの北に位置する小さな町Lesa（レーザ）で創業した「HERNO（ヘルノ）」。クラシコイタリア協会発足時から加盟しているイタリアを代表する名門コートブランドです。レインコートからスタートし、ビキューナやカシミヤなどの高級素材を使ったコートで成功を収め、イタリアンスタイルの真髄を表した品位とエレガンスのある製品として世界に広がりました。

現社長クラウディオ・マレンツィは、60年以上の歴史の中で培ってきた職人技を継承しつつイタリアンエレガンスを体現する高級素材と先進的な機能素材を使い分け、モダンで品格のあるデザインに落とし込んだコレクションを展開しています。中でも羽毛を直接コート生地内に注入する特殊な製法によって軽量化に成功したダウンウェアが有名で定番アイテムとして人気を集めています。

上品さが段違い。スエード調素材を採用したシャーリングパンツ「PT00001UR」

22S/Sから始動したヘルノのボトムスコレクション。ひと足早くリリースされたスニーカーやカットソー同様、素材の開発から自社で行うことで上質さを追求し、そこにデザイン性を加えることでライフスタイルを豊かに彩るアイテムを提案しています。

ご紹介するのは、富裕層をターゲットにしたリゾートコレクションから登場したシャーリングパンツ「PT00001UR」になります。ウエスト部分がギャザー仕様（内側ゴム）になったいわゆるシャーリングパンツなのですが、巷に溢れるものとはひと味もふた味も違います。シャーリングパンツならではのリラックスした雰囲気でありながら、見るからに高級感のあるスエード調素材を用い、これぞイタリアという美脚効果バツグンのテーパードシルエットをインプットすることで、大人が堂々と穿けるハイクラスのシャーリングパンツに仕上げています。小さなロゴが刻まれたトップボタンやドローコードキャップ、背面右ポケットのメタルロゴなども洒落ており、細部に至るまで一分の隙もありません。ドローコードを内側に“しまえる（隠せる）”作りになっているところもうれしいですね。

素材には、本物と見紛うほどの完成度を誇るエコスエードを採用。本革（リアルスエード）のパンツとは異なり、薄く、軽く、柔らかく、ストレッチ性に優れているので穿き心地バツグン。デイリーに活躍します。同素材のブルゾン（コーチジャケット）を用意しているのでセットアップとしてもお楽しみ頂けます。ぜひご検討ください。

本物と見紛う。きめが細かく滑らかな手触りの高級エコスエード「SUEDE EFFECT」

使用されている素材は、ポリエステルのマイクロファイバー（超極細繊維）を密に織り上げた後、ポリウレタンで加工して不織布層を作り出し、表面を繊細に起毛させて滑らかなタッチに仕上げた「SUEDE EFFECT（スエードエフェクト）」という名称のエコスエードになります。アルカンターラに代表される人工皮革（人工スエード）でして、安価な合成皮革と違って高級感ある風合いで、しっとりとした滑らかな手触りになります。薄く、軽く、柔らかく、ストレッチ性に優れているので穿き心地バツグンです。傷や汚れに強く、手入れがほとんど必要ないことも特徴です。

エコレザーは安っぽいイメージがありますが、この素材はそんなイメージを鮮やかに裏切ってくれます。スエードの繊細な毛並みまでも忠実に再現されており、近くで見てもリアルスエードと見分けがつかないほどです。ちょっと言いすぎじゃない、と思われるかもしれませんが、冗談抜きで本物と見紛うほどの完成度を誇ります。さらに驚かされるのは、化繊特有のパサパサした感じがまったくないことです。しっとりとした滑らかな手触りには度肝を抜かれることでしょう。