ジェームス・サックリング:97 ポイント F.X. PICHLER GRUNER VELTLINER WACHAU RIED STEINERTAL 2022 Wednesday, October 11, 2023 CountryAustria RegionDanube Vintage2022 Score 97 Incredible herbal freshness in the nose with notes ranging from sage to tarragon plus a hint of ferns and moss after rain. Extraordinary precision and purity on the medium-bodied palate. Great wet stone purity and racy tension at the super-long finish that must be experienced to be believed. It’s miraculous that a gruner veltliner with just 12.5% alcohol can have this concentration and brilliance. From organically grown grapes. Vegan. Drink or hold. Stuart Pigott Senior Editor
オーストリアの権威あるワインマガジン「Falstaff ファルスタッフ」で最高格付の5つ星の格付を毎年獲得しているオーストリアワインの最高峰ワイナリー。
ピヒラー家は1982年から本格的に家族経営のワイナリーとしてスタートし、現在16ヘクタールまでに拡大。葡萄栽培はヴァッハウ特有のテラス状の急斜面で行われることからすべて手作業で管理されるという過酷な条件の中、世界遺産にも認定されているヴァッハウの土壌のポテンシャルと、この地ならではの気候を最大限に生かした素晴らしいワインを生産しています。オーナーのフランツ・クサファー・ピヒラー氏と息子のルーカス・ピヒラー氏による土壌、気候、葡萄のポテンシャルを最大限に引き出す才能は定評があります。
“F.X.ピヒラーはシャトー・ラトゥール、ドメーヌ・ロマネコンティ等のトップワイナリーに 並び称される”と2002ワインアドヴァケイトでロパート・パーカーjrに評されました。
「グリューナー・フェルトリーナー リード・シュタイナータール」は、ロイブナー・シュタイナータール、ヴァッハウの東端の谷が少し切り込んだ、ロイブナーベルクの麓に位置し、数メートルも原生岩が堆積しています。リースリングの品質と繊細さは魅力があり、みずみずしく、原生岩のミネラル感が強い。この畑は白桃の香りが特に強く、これが長熟成させるに当たって、非常によく作用します。
■2022年ヴィンテージ情報■
困難な年を乗り越えた素晴らしい品質
2022年の生育シーズンは、異常な天候に見舞われ、オーストリアのワイン生産者たちは大変な苦労を強いられました。当初は、時折降る雨を除けば、非常に乾燥した年になるように思われましたが、雨は必ずしもベストなタイミングで降るわけではありませんでした。しかし、オーストリアのワイン生産者たちの献身的な努力は、素晴らしい果実の熟したバランスの良い白ワインによって報われました。
看板品種のグリューナー・ヴェルトリーナーは、例年よりやや胡椒の風味が弱いものの、はっきりとした品種の典型を表現しており、驚くほどキレのあるリースリングや、今シーズンの天候条件の恩恵を受けた葡萄品種も同様です。酸味はやや控えめながら、平坦なワインや贅肉の多いワインを危惧する必要はありません。2000年と2003年のヴィンテージ、そして2011年と2018年の一部のワインに見られた、暑さによる好ましくない影響は、産地やブドウ品種に関係なく、どこも遭遇しませんでした。
F.X.PICHLER Gruner Veltliner Ried Steinertal
F.X.ピヒラー グリューナー・フェルトリーナー リード・シュタイナータール ヴァッハウ DAC
生産地:オーストリア ニーダーエステルライヒ州 ヴァッハウ
原産地呼称:DAC. WACHAU
ぶどう品種:グリューナー・フェルトリーナー 100%
アルコール度数:12.5%
味わい:白ワイン 辛口
ジェームス・サックリング:97 ポイント
F.X. PICHLER GRUNER VELTLINER WACHAU RIED STEINERTAL 2022 Wednesday, October 11, 2023 CountryAustria RegionDanube Vintage2022 Score 97
Incredible herbal freshness in the nose with notes ranging from sage to tarragon plus a hint of ferns and moss after rain. Extraordinary precision and purity on the medium-bodied palate. Great wet stone purity and racy tension at the super-long finish that must be experienced to be believed. It’s miraculous that a gruner veltliner with just 12.5% alcohol can have this concentration and brilliance. From organically grown grapes. Vegan. Drink or hold. Stuart Pigott Senior Editor
■F.X.ピヒラー のワイン名が2020ヴィンテージから変わりました■
2020ヴィンテージからFXピヒラーのワイン名が変わりました。これまでFXピヒラーはヴァッハウの生産者サークル「ヴィネア・ヴァッハウ・ノビリス・ディストリクテュス」に属していましたが、これを脱退し「ヴァッハウDAC」に属しワイン名もヴァッハウDACの法律に則りワインラベルに表記。大きな違いは今後FXピヒラーのワインには「シュタインフェーダー 」「フェーダーシュピール」「スマラクト」の用語に変わり、「村名」や「単一畑名」の横にヴァッハウDACが記載されています。
※「ソーヴィニョン・ブラン グロース レゼルヴ」や「ウンエントリッヒ」のようなレゼルヴワインやアイコンワインは「ヴァッハウDAC」の表記はされません。
<ワイナリー>ピヒラー家は1982年から本格的に家族経営のワイナリーとしてスタートし、現在16ヘクタールまでに拡大。葡萄栽培はヴァッハウ特有のテラス状の急斜面で行われることからすべて手作業で管理されるという過酷な条件の中、世界遺産にも認定されているヴァッハウの土壌のポテンシャルと、この地ならではの気候を最大限に生かした素晴らしいワインを生産しています。オーナーのフランツ・クサファー・ピヒラー氏と息子のルーカス・ピヒラー氏による土壌、気候、葡萄のポテンシャルを最大限に引き出す才能は定評があります。
<気候>ピヒラーがあるヴァッハウ、オーバーロイベンは東の暖かいパノニア気候であり、乾燥した風がヴァッハウ渓谷に流れ込み、ここで西の大陸性気候とぶつかります。ヴァルトフィアテルから冷風が、谷に沿ってドナウ川に流れ込みます。このため、昼夜の温度差が大きくなります。更に、局地気候の力も相まって、これが、少なくとも2000年間、ヴァッハウ産ワインの特徴である凝縮した上品な香りを生み出しています。
<醸造>ヴィンテージ、土壌そしてヴァッハウの特徴的な局地的気候を忠実に反映しているワイン造りを目指しています。それぞれの畑が持つ複雑で個性的、繊細なニュアンスがワインで感じられ、味わえるようでなければなりません。このための前提となるのが、何回にもわたり最も質の高い、自然に熟したブドウだけを手摘みすること、丁寧に醸造し、30-40年間使用のオーク材大樽という従来の方法で熟成させることです。いかなる補糖、清澄、あるいは濃縮もおこなわないことで、自然でピヒラーの品質を実感することができます。