2018年のラベルは、中国の芸術家・作家である徐冰(シュ・ビン)氏が担当しました。彼は「Square Word Calligraphy(英文四角字書法)」と呼ばれる、見せ掛けの壮麗さをテーマとする制作思想を持っており、中国の伝統的な文字である漢字をモチーフに他の言語を組み合わせた、創作漢字を発案、描写しています。こちらのラベルには、「Mouton Rothschild」と解読できる文字が描かれており、異文化間の友愛を表現しています。現在、毎年ラベルを選定する役割を担う、ジュリアン・デ・ボーマルシェ・ド・ロスチャイルド氏は以下のコメントを残しています。「徐冰の作品に出会い、表徴を生み出すという天才的創造力と、詩的表現力の強さに胸を打たれました。考えてみるとムートンのラベルも表徴です。アート作品がひとつの年を表しているではないですか。ムートンでは1973年ヴィンテージのことを「ピカソのムートン」と呼ぶように、2018年は「徐冰のムートン」と呼ばれることでしょう。」
商品の紹介
100年以上も変更されることのなかった1855年のメドックの格付け。それを覆し、第一級に格上げされた唯一のシャトーが、このシャトー・ムートン・ロスチャイルドです。5大シャトーの中でも特に豪奢で明朗、堂々たる味わいと、毎年変わるアートラベルでワインラヴァーを魅了し続け、その圧倒的な存在感でボルドーワインの頂点に君臨し続けています。
シルクのようなきめ細かさ、アーモンドとすみれの香りを秘めたエレガントな芳香、そして酸味とコクの結びついたバランスの良さは、理想の赤ワインが備えている全ての条件をくまなく発揮しています。
ヴィンテージ情報
2018年のボルドー地方は、異例ずくめのヴィンテージでした。春の長雨により一部のシャトーではべと病が広がった一方で、夏から収穫期にかけては温暖な気候と好天に恵まれ、ブドウは凝縮度を高めました。決して容易ではない気候でしたが、最新鋭の技術と人が集結したボルドーならでの人智と、恵まれたテロワールが掛け合わされた結果、2018年は多くのシャトーにとって品質の優れたグレートヴィンテージとなりました。
2018年のラベルは、中国の芸術家・作家である徐冰(シュ・ビン)氏が担当しました。彼は「Square Word Calligraphy(英文四角字書法)」と呼ばれる、見せ掛けの壮麗さをテーマとする制作思想を持っており、中国の伝統的な文字である漢字をモチーフに他の言語を組み合わせた、創作漢字を発案、描写しています。こちらのラベルには、「Mouton Rothschild」と解読できる文字が描かれており、異文化間の友愛を表現しています。現在、毎年ラベルを選定する役割を担う、ジュリアン・デ・ボーマルシェ・ド・ロスチャイルド氏は以下のコメントを残しています。「徐冰の作品に出会い、表徴を生み出すという天才的創造力と、詩的表現力の強さに胸を打たれました。考えてみるとムートンのラベルも表徴です。アート作品がひとつの年を表しているではないですか。ムートンでは1973年ヴィンテージのことを「ピカソのムートン」と呼ぶように、2018年は「徐冰のムートン」と呼ばれることでしょう。」
味わい
外観は深みを伴う、ルビーレッド。グラスからは熟したチェリーやブラックベリー、カシスなど濃密な果実のアロマとナツメグやクローヴ、ミントのニュアンスが漂います。口に含むと、丸みを連想させる柔らかなタンニンと共に広がる、凝縮味のある果実味が特徴。ベリーやプラムなどの果実の豊かな風味が感じられます。酸味が緩やかに溶けあい、深く長い余韻へと変化。濃厚なカシスやカカオ、杉など様々なニュアンスが複雑に絡み合い、鼻腔をくすぐります。長期の熟成ポテンシャルを備えた、偉大な1本です。
飲み頃
~2067年
栓
コルク
品種
カベルネ・ソーヴィニヨン(86%)
メルロ(12%)
カベルネ・フラン(2%)
生産者について
五大シャトーの中でも特に明快かつ豪勢なシャトー
100年以上も変更されることのなかった1855年のメドックの格付け。それを覆し、第一級に格上げされた唯一のシャトーが、このシャトー・ムートン・ロスチャイルドです。ユダヤ系の大富豪ロスチャイルド家がこのシャトーを買収したのは、1853年のこと。ところが、その2年後のメドックの格付けで、必ず一級を取ると思われていたムートンは、二級に格付けされてしまいました。
これに奮起したロスチャイルド家は、「一級にはなれないが二級には甘んじれぬ、ムートンはムートンなり」と言い放ち、畑、醸造技術、熟成方法などに改良を加え、一級になるために様々な働きかけを行ってきました。118年後の1973年、4世代にわたる努力の末、 シャトー・ムートンは悲願の昇格を果たします。その時、「われ一級になりぬ、かつて二級なりき、 されどムートンは昔も今も変わらず」という名句を残したという、有名な逸話が残されています。
シャトー・ムートン・ロスチャイルドは5大シャトーの中でも、豪勢なワインと言われています。 カベルネ・ソーヴィニヨンの比率が高く、飲み頃になるまでに時間がかかる長期熟成型のワインです。エレガントなブーケと豊かなボディを持った比類ないワイン。シルクのようなきめ細かさ、アーモンドとすみれの香りを秘めたエレガントな芳香、そして酸味とコクの結びついたバランスの良さは、理想の赤ワインが備えている全ての条件をくまなく発揮しています。
生産地について
出来の良いカベルネ・ソーヴィニヨンを生み出す随一の銘醸地
ポイヤックは、ジロンド河沿いから内陸まで競い合うようにシャトーがひしめく村です。5大シャトーのラフィットロスチャイルド、ムートンロスチャイルド、ラトゥールの3つが存在し、他にも格付けシャトー数が多く存在します。アペラシオン全体に存在する大きな砂利が水はけをよくし熱を蓄えるため、ブドウの果実がしっかりと成熟。そのため出来の良いカベルネ・ソーヴィニヨンが育つのです。出来上がるワインは、清涼感のある杉の木のヒントにスミレの香り、そして濃密なボディの気品ある味わいとなります。
2018 CH.MOUTON ROTHSCHILD / CH. MOUTON ROTHSCHILD
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